仙台市より令和7年3月27日付で受けました改善勧告に対しまして、令和7年5月23日に仙台市に提出いたしました勧告事項改善報告を掲載いたします。
改善状況報告
(1)不適切な支出の根絶について
成果物や役務提供の実態がない疑いのある業者、また合理的な理由のない仲介業者について、その取引のすべてを廃止・根絶いたしました。
(2)経理規程の遵守等について
経理規程及び細則を遵守した適正な経理事務・契約事務を行うことを第一の目的とし、理事会で業務執行理事、会計責任者を変更、内部牽制機能の強化及び再構築を図るため、会計事務所を変更し、経理規程に基づいた適正適切な会計処理を行う。
(3)適正な法人運営の確保について
① 適正、適切な法人運営を行うため、令和6年9月18日の理事長の変更をはじめ、適時理事、監事、評議員を刷新し新役員のもと実効性のある内部牽制、また透明性を確保し、法人運営に係るその一切の再構築を行いました。
② 前理事長に対し、不適切と疑われているすべての支出について、法人として返還請求を行うこととしました。
(4)不適正な法人運営等の原因分析及び再発防止策の策定について
「原因分析」
傲慢な前経営体制及び脆弱な内部牽制機能体制、また前役員による役員会等の機能不全
「再発防止策」
前経営体制の刷新、(2)並びに(3)記載と同様
(5)法人の経営状況の改善について
① 運営の最適化・透明性の確保を柱として社会福祉法人の本来あるべき運営体制の再構築を行います。
② 今後の法人運営、経理会計業務等については新理事長、新役員を筆頭に都度点検を行い、適正・適切に対応されているかについても、複数の目で確認し再発防止の強化及び内部牽制機能強化を図ります。
③ 設立時の理念を再認識、再確認し地域の福祉に貢献し、それによって充実したサービスを提供する本来の目的に立ち返り、法人に関わるすべての方々に幸せを提供するために適正運営に努めます。
④ 社会福祉法人として、安定した財務基盤(財務改善含)を確保し法人が永続的に存続できるよう、過去を忘れず今後の運営に尽力します。
(6)改善措置の公表について
本記載いたしました改善報告の他に、お知らせ、ご報告事項がございました時は随時ホームページ上にて公表致します。
この度は、関係各位様には多大なるご迷惑とご心配をお掛けしましたことを改めまして心よりお詫び申し上げるとともに、今後の経営改善及び再発防止に法人一丸となり取り組みますことをお約束致します。
社会福祉法人の原点に立ち返り、入居者様、ご家族様、地域社会に貢献できるよう法令遵守を徹底していきます。
社会福祉法人グラディーレ
理事長 菊地 一男